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スナック六組

福岡市博多区中洲2丁目5−5
中洲第一ビル5階

TEL.092-282-7600

グレンフィディック12年

スペイサイドを語るうえで、この一本を避けて通ることはできません。
グレンフィディック12年(Glenfiddich 12 Years Old)
世界で最も売れているシングルモルトの一つであり、私自身もウイスキーを飲み始めた頃からずっと基準の「物差し」として置いているボトルです。

といっても、これは「初心者向けだから」ではありません。
むしろ、飲み慣れた今だからこそ、12年という若さの中に収まった 蒸留所の素顔 がよく見える。
余計な装飾を排した“原点の姿”に戻れる、そんな場所のような一本です。


味わい:青リンゴの清涼感とモルティな甘さ

グレンフィディックの香りをひと言で言うなら
「青リンゴの香りを含んだ風が吹き抜ける」 という表現が一番しっくりきます。

  • フレッシュな青リンゴ

  • 洋梨

  • モルティな甘み

  • バニラや蜂蜜のニュアンス

口に含むと、軽やかでスッと馴染み、樽香も控えめでクリア。
クセが少ないというより、余計な角が削ぎ落とされているという感じです。

後半はほのかなオークの渋みが締めてくれて、
長くは残らないけれど、またすぐ飲みたくなる——そんな余韻。


蒸留所の哲学:巨大でありながら職人的

グレンフィディックは「家族経営の巨大蒸留所」という、世界でも珍しい立ち位置を守り続けています。
これだけの生産量がありながら、原酒管理の丁寧さ、品質のブレなさは特筆すべきもの。

ウイスキーの世界では、蒸留所の規模が大きいと「工業的」と揶揄されがちですが、グレンフィディックの12年に関してはそれが当てはまらない。
量産と品質が矛盾しない代表例 のような存在です。


私とグレンフィディック12年

正直に言うと、家で飲む頻度はそこまで多くありません。
しかし、他のモルトを飲んだとき「これはどれだけ香りが強いのか」「バランスはどうか」を比べるとき、必ず頭のどこかにこの12年が出てくる。

基準酒というのは、派手ではなくても“背骨”になる。
そういう役割を担っている一本です。


どんな飲み方が合う?

私のおすすめは ストレート → 少量の加水

ストレートでは青リンゴの香りが鋭く立ち、
加水すると一気に洋梨の甘みが膨らむ。

ハイボールにしても優秀で、爽快なグリーンノートのおかげで食事との相性もよく、飲み疲れしない一本です。


こんな人に向いている

  • スペイサイドの王道を知りたい

  • 華やかすぎない、落ち着いたフルーティさが好き

  • 基準になる味を自分の中に作りたい

  • とりあえず一本、外さないモルトが欲しい

派手さより「芯の強さ」を感じる、そんなモルトです。

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