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スナック六組

福岡市博多区中洲2丁目5−5
中洲第一ビル5階

TEL.092-282-7600

テキーラのド定番、クエルボ・ゴールドを深掘り

テキーラと聞いて、真っ先に名前が挙がる一本。
それが ホセ・クエルボ ゴールド(正式名:Especial Gold) です。

バーでもスナックでも、クラブでも。
テキーラを語る入口として、これ以上“象徴的”なボトルはありません。

今回は、
「定番すぎて逆に語られないクエルボ・ゴールド」を、きちんと深掘りしてみます。


クエルボとは何者か

ホセ・クエルボは
世界最古かつ世界最大のテキーラメーカー

  • 創業:1795年(18世紀)
  • 原産地:メキシコ・ハリスコ州
  • 世界シェア:テキーラ市場でトップクラス

「老舗」「巨大」「グローバル」
この3点が揃った、テキーラ界の王道中の王道です。


クエルボ・ゴールドの正体

まず誤解されがちなのがここ。

クエルボ・ゴールド=熟成テキーラ
ではありません。

実態は
「ミクスト・テキーラ(Mixto)」

  • 原料糖分のうち
    👉 51%以上がアガベ
  • 残りはサトウキビ由来などの糖分
  • 着色:カラメルによるゴールドカラー

つまり
色=熟成ではなく演出

この点を知らずに飲むと、評価を誤りやすいお酒です。


なぜゴールドなのに“ゴールド”なのか

理由はシンプル。

  • 見た目が華やか
  • バーで映える
  • ショット文化との相性がいい

特にアメリカを中心に
「テキーラ=ショットで煽る酒」
という文化を広めた立役者が、クエルボ・ゴールドです。

味の複雑さより
分かりやすさと勢い

この思想は、かなり一貫しています。


味わいを冷静に分析

あくまで“定番ミクスト”として見た場合。

  • 香り:
    アガベ感は控えめ、甘みが先行
  • 味わい:
    軽いアルコール刺激、シンプル
  • 余韻:
    短く、キレはそこそこ

「雑」ではありません。
ただし
語るタイプのテキーラではない

飲み方前提で完成している設計です。


王道の飲み方が成立する理由

クエルボ・ゴールドが
塩+ライム
と異様に相性がいい理由。

  • 甘み → 塩で締まる
  • 刺激 → ライムで切れる
  • 単調さ → 演出で補完

この三点セットで
一気に“完成形”になります。

実はこれ、
ミクスト・テキーラの教科書的構造。


100%アガベとの決定的な違い

ここは正直に。

  • クエルボ・ゴールド
    👉 「テキーラ文化の入口」
  • 100%アガベ・ブランコ
    👉 「テキーラの本質」

役割が違います。

ゴールドを否定する必要はありません。
ただし
“テキーラを理解した”とは言えない
それだけの話。


六分儀としての結論

クエルボ・ゴールドは

  • 雑に扱われがち
  • でも役割は極めて重要
  • テキーラ文化を世界に広げた功労者

例えるなら
角瓶やホワイトホースと同じポジション

語られない定番ほど、
実は一番“強い”。


「まずは一杯、テキーラを」
そう言われたとき、
クエルボ・ゴールドが出てくる店。

それはそれで、
ちゃんと分かってる店だと思っています。

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