導入の背景と目的
「はかた舞娘茶屋 わ乃桂のおもて」は、川端商店街という恵まれた立地と、日本舞踊、三味線、茶道といった魅力的な日本文化コンテンツを有しています。しかし、来店前に「どのような体験ができるのか」が十分に伝わらないという課題が存在していました。
この課題を解決するため、まずインバウンド観光客にも一目で内容が理解できるよう、店舗前のPOP看板を再設計し、来店への導線を改善しました。その上で、AR(拡張現実)技術を活用した体験設計へと展開されています。これにより、リアルな伝統文化体験にデジタルの要素を組み合わせ、より多くの来訪者が日本の奥深い文化に触れる機会を創出することが目指されています。
施設概要:「はかた舞娘茶屋 わ乃桂のおもて」
「はかた舞娘茶屋 わ乃桂のおもて」は、百年以上の歴史を持つ博多旧市街・川端通商店街に佇む、伝統芸能を身近に体験できる芸処です。ここでは、日本舞踊や三味線、茶道といった日本を代表する芸を間近で鑑賞し、また自ら体験することが可能です。特に、常時茶道体験ができる施設は希少であり、その魅力の一つとなっています。
博多で生まれ育った女将による心温まるおもてなしと、舞娘によるお出迎え、そして通訳の常駐により、海外からの来訪者も安心して日本文化の奥深さを体験できる環境が整えられています。
2026年2月には、体験およびお手前サービスを昼と夜に分割する形でリニューアルが実施されました。これにより、時間帯ごとに異なる楽しみ方ができる文化体験施設として再構築され、より多様なニーズに応えられるよう進化を遂げています。
施設の詳細については、以下の公式サイトで確認できます。
コンセプト:伝統芸能を日常へ
「はかた舞娘茶屋 わ乃桂のおもて」は、「伝統芸能を日常へ」というコンセプトのもと、博多文化と新しい和のおもてなしを発信する場として展開されています。
本施設では、「朝鍋」「茶道体験と和カフェ」「食事のできる日本酒バー」という三つのスタイルを通して、時間帯ごとに異なる文化体験を提供しています。食、空間、そしておもてなしを通じて、和の心や博多の魅力に触れることができる場所です。
この場所において象徴的な存在となっているのが、はかた舞娘です。華やかさだけでなく、博多の伝統や美しい所作、もてなしの心を今に伝える存在として、この空間の価値を高めています。
「はかた舞娘茶屋 わ乃桂のおもて」は、食・空間・人を通して、伝統芸能をより身近に感じられる新しい和の場として、博多からその魅力を発信しています。
女将プロフィール
渡邉 桂子(わたなべ かつらこ)氏は、博多区祇園町出身です。3歳より日本舞踊を始め、成人後は指導者として活動してきました。古民家カフェの運営を経て、2019年より博多券番に在籍しています。「伝統芸能をより身近に感じられる場所を作りたい」という強い想いから、2023年に川端通商店街に「はかた芸処 わ乃桂」を開業しました。2026年には店舗拡張とサービス改訂に伴い、「はかた舞娘茶屋 わ乃桂のおもて」としてリニューアルオープンしました。

提供される体験
朝(7:00〜10:00)
一日の始まりに、博多ならではの贅沢な朝食が提供されます。
- 朝鍋(もつ鍋/水炊き/フグ鍋):各2,000円

昼
昼の時間帯には、日本の伝統文化を体験できるメニューと、和の雰囲気を楽しめるカフェメニューが用意されています。
- 茶道体験:4,000円
日本の伝統的な茶道を体験し、心を落ち着かせるひとときを過ごせます。

- 抹茶セット(外郎付き):1,000円
本格的な抹茶と和菓子を気軽に楽しめます。

- お月見ラテ:1,200円
美しい見た目も楽しめる、和風のラテです。

- 鳳凰ラテ:1,500円
特別なデザインが施された、上品なラテです。

- 豆腐スイーツ(いちご/黒糖きなこ/はちみつ/抹茶):価格はプレスリリースに記載なし
ヘルシーで優しい味わいの豆腐スイーツは、様々なフレーバーで提供されます。
夜
夜は、食事と共に日本酒を楽しめるバーとして、大人の時間を演出します。
- 日本酒バー(飲み比べ5種):2,000円
厳選された日本酒の飲み比べを通じて、その奥深さを堪能できます。

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食事付きコース
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松:4,000円
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竹:3,000円
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梅:2,000円
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日本酒と共に、季節の食材を活かしたこだわりの食事が提供されます。


ONCARD導入内容:ARを活用した新しい体験設計
今回の取り組みでは、インバウンド観光客に向けた来店導線の最適化を目的として、店舗前から体験、情報取得、来店後の接点までを一貫して設計しています。具体的には以下の内容が導入されています。
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店舗前導線の改善:視覚的に体験内容が伝わるよう、POP看板などを工夫しています。
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ポスターを中心としたAR体験の導入:店頭のポスターにスマートフォンをかざすことで、ARコンテンツが起動し、店舗内の様子や提供される体験内容が映像で表示されます。
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店内体験内容の可視化:動画による体験理解を促進し、来店客が事前に体験内容を具体的に把握できるようになります。
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SNS(Instagram)への導線設計:ARコンテンツから直接SNSへアクセスできる仕組みを導入し、来店後も継続的な接点構築を図ります。

AR体験の具体的な流れは以下の通りです。
- QRコードからアクセス:ショップカードやポスターに記載されたQRコードを読み取ることで、ARカメラが起動します。
- ポスターにかざす:起動したARカメラを店頭のポスターにかざすと、映像コンテンツが流れ始めます。
- ARでお店の中が見れる:ARを通して、ポスターから映像やメニュー写真が浮かび上がり、さらに公式サイトやSNSへアクセスできるアイコンが表示されます。
- POP看板にもAR:同じARカメラで店頭のPOP看板にも反応し、同様のAR体験が可能です。



「わ乃桂のおもて」の最新情報は、以下のInstagramアカウントで確認できます。
今後の展開
今回の来店導線改善に続き、ARを活用した体験価値の拡張がさらに進められる予定です。
今後は、体験を「持ち帰る」ことができるAR付きのお土産の展開が予定されています。お土産にスマートフォンをかざすことで、店内で体験した伝統芸能や空間の魅力を、いつでも再体験できる仕組みが構築されるでしょう。これにより、来訪者は旅の思い出をより長く、より深く心に留めることが可能になります。
さらに将来的には、複数の条件を組み合わせることで限定コンテンツが発動する「Wトリガー」の導入も検討されています。Wトリガーとは、複数の要素(例えば特定のお土産と特定の場所など)を組み合わせることで、特別なAR体験が解放される仕組みです。これにより、よりインタラクティブでパーソナライズされた体験が提供されるかもしれません。
また、本店舗ではすでにメタバース空間の構築も進んでおり、リアル・AR・メタバースを連動させた新たな文化体験の提供も視野に入れられています。店内では、カフェを楽しみながら、その場で体験できる伝統芸能の内容をARで視覚的に理解できる仕掛けなども展開される予定です。これらの取り組みは、伝統文化の魅力を現代の技術で最大限に引き出し、新たな層へのアピールを目指すものです。
なお、株式会社HK STYLEでは、ARサービス「ONCARD」の普及に向けたクラウドファンディングを実施しており、目標金額を達成し、2026年4月末まで実施中です。今回の「わ乃桂のおもて」への導入も、このクラウドファンディングの流れの中で実現したものです。
クラウドファンディングの詳細は以下のリンクから確認できます。
店舗情報
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店舗名: はかた舞娘茶屋 わ乃桂のおもて
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所在地: 福岡県福岡市上川端町 4-220 川端商店街内
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Instagram: @wanoka_omote
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公式サイト: https://wanokageidokoro.jp/
会社概要
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会社名: 株式会社HK STYLE
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所在地: 福岡県福岡市中央区天神4-7-11-4F
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代表者: 木村 華
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事業内容: AI体験設計、AR名刺/AR広告制作サービス、建築3D技術サービス
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OLA・Wトリガー特設ページ: https://oncard-jp.studio.site/
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