押尾コータロー 25周年メモリアルイヤー始動!「MY BEST」ライブでキャリアを凝縮
アコースティックギタリスト、押尾コータロー氏のデビュー25周年メモリアルイヤーの幕開けを飾るライブ「押尾コータロー 25th Anniversary Live Prologue “MY BEST”」が、2026年6月21日(日)に東京、そして6月27日(土)に大阪で開催されました。本稿では、6月21日に東京国際フォーラムホールCにて行われたコンサートの模様を詳細にお届けします。
2002年7月にメジャーデビューを果たした押尾コータロー氏。来年7月10日に迎えるデビュー25周年に先駆け、その序章をファンと共に祝うソロ公演として、彼自身の「MY BEST」な選曲が披露されることが事前に告知されていました。会場を埋め尽くした観客が熱い拍手で迎える中、ステージに登場し、ポーズを決めた押尾氏。ライブは壮大な楽曲『Legend ~時の英雄たち~』から幕を開けました。

オープンチューニングやタッピング奏法といった独自の技術を駆使し、アコースティックギター1本でメロディー、ベースライン、さらにはドラムやパーカッションのサウンドまでをも同時に奏でる押尾氏のスタイルは、まさに圧巻の一言です。まるでバンドが背後で演奏しているかのような、厚みのある豊かなサウンドが1本のギターから生み出される光景は、何度見ても観客に深い驚きと感動を与えます。その超絶技巧と表現力は、彼の音楽の大きな魅力の一つであり、このオープニングナンバーで存分に示されました。
代表曲が織りなす感動の序章
「みなさん、ようこそお越しくださいました!」と、1階から3階席までを埋め尽くした客席に向けて手を振る押尾氏。その言葉に続き、爽快感あふれる『Departure』、透き通るような音色で聴く者を癒す『オアシス』、穏やかな調べに包み込まれるような感覚をもたらす『EDEN』、そして情熱的なフラメンコギターを想起させるスパニッシュなナンバー『Destiny』と、彼のキャリアを彩る代表曲が次々と披露されました。これらの楽曲は、押尾氏の多様な音楽性を象徴し、聴く者の心に様々な情景を描き出します。
特に印象的だったのは、人生の相棒であるギターへの深い愛と感謝を込めて制作されたという『My Guitar, My Life』でした。この曲の演奏からは、これまでの音楽の道のり、そしてこれからの夢を、長年連れ添ったギターと語り合っているかのような温かい情感が伝わり、多くの観客の心を揺さぶりました。
ギターとの「会話」が生み出すユーモアと哀愁
ライブは続いてアコースティックコーナーへと移行しました。ここで押尾氏は、愛用のグレーベンギターからギブソンの1920年代オールドギターへと持ち替え、新品のギターとオールドギターとの付き合い方の違いについて解説しました。
「新品ギターは『貴方色に染まります。叩いてください!』と言ってくれるのですが、このオールドギターからは手にした瞬間『お前には弾かれたくない。俺のこと叩くだろ!?』と聞こえたんです」と、ユーモアを交えながらギターとの「会話」を再現。観客席からは温かい笑いがこぼれ、会場は一気にアットホームな雰囲気に包まれました。その軽妙なトークで観客を和ませた後、今では心を通わせることに成功したというギブソンギターで、哀愁漂う名曲『黄昏』を披露。親しみやすい人柄が滲み出るMCと、そこから一転して披露される繊細で深みのある演奏とのギャップは、ライブならではの大きな魅力であり、観客を魅了しました。
再びグレーベンギターに持ち替えた押尾氏は、「この曲こそマイベスト」と紹介し、『Birthday』を演奏しました。“同じ時代に生まれてきてくれてありがとう”という、ファンや仲間たちへの感謝のメッセージが込められたこの楽曲は、会場全体を温かな空気で満たし、深い感動を呼び起こしました。
圧巻の演奏と観客との一体感
ライブはいよいよ後半へと突入します。静謐な演奏から始まり、やがてオーケストラを率いているかのような圧倒的な迫力へと展開する『ボレロ』。そして、観客が息を呑むように聴き入った坂本龍一氏のカバー曲『Merry Christmas Mr.Lawrence』が立て続けに披露され、これぞ押尾氏の世界観というべき2曲を存分に堪能することができました。彼の演奏技術と表現力の幅広さが改めて示された瞬間でした。
「ここからは皆さんが気合を入れる番です(笑)」と、再びユーモラスなMCで始まったのは『BigBlue Ocean』。この曲では、観客が一体となってコール&レスポンスやウェーブでライブを盛り上げ、気づけば会場は総立ちの状態に。押尾氏からも「ありがとう、みんな好っきゃで!」と関西弁が飛び出し、会場の熱気は最高潮に達しました。続くロックなナンバー『HARD RAIN』では、その熱狂がさらに加速。会場に咲き誇る笑顔の花々を誇らしげに見渡すと、「今日来てくださった皆さんが“美しき人生で”ありますように」という願いを込めて、『美しき人生』で本編のラストを飾りました。

サプライズゲストと新曲披露、そして全国ツアーへ
鳴り止まないアンコールに応え、押尾氏は再びステージに登場しました。ここで会場に大きな歓声が響き渡ります。かねてより交流のあるアーティスト、未唯mie氏がサプライズゲストとして花束を持って登場し、押尾コータロー氏の25周年プロローグライブ開催を盛大に祝いました。さらに未唯mie氏は、「アーティストどうしがステージに立ったら、何かやらないとね!」と語り、ピンク・レディー時代の名曲『UFO』のスペシャルコラボレーションが実現。これには観客も大興奮し、記念すべきライブに文字通り華を添えました。

さらに、8月26日に発売されるニューアルバム「LOVE is All Around」より、新曲『Blue Flame』が初披露されました。このナンバーからは、25周年に向けた静かなる闘志と情熱が感じられ、今後の活動への期待が高まる一幕となりました。そして、このアルバムを携えた全国ツアー「LOVE is All Around」~25th Anniversary Prologue~の開催も発表されました。デビュー25周年イヤーのツアー第一弾となる今回は、原点回帰となるライブハウスツアーとして全国15公演が決定しており、ファイナルはビルボードライブ横浜でのスペシャルライブが予定されています。
押尾氏は、楽しい公演が目白押しの25周年イヤーを「全部来てくださいね(笑)」とアピール。観客は盛大な拍手で「もちろん!」と応え、今後の活動への期待感を共有しました。
ライブの締めくくりと今後の展望
ライブのラストを飾ったのは、『翼 〜you are the HERO〜』でした。「みんなもヒーローになれるぞ!」というギターヒーローからの熱いメッセージと、繊細でありながら力強い演奏に背中を押され、観客も共に未来へ走り出したような気持ちになれたライブでした。アコースティックギター1本でここまで心に染み入る豊かな表現を可能にする押尾コータロー氏のステージは、未経験の方にもぜひ一度体験していただきたいと強く感じさせるものでした。
押尾コータロー氏の今後の活動に関する詳細情報は、公式ホームページにてご確認いただけます。
押尾コータロー LIVE TOUR「LOVE is All Around」~25th Anniversary Prologue~
デビュー25周年イヤーのツアー第一弾として、原点回帰となるライブハウスツアーが全国各地で開催されます。
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9月3日(木) 兵庫/THE LIVE HOUSE CHICKEN GEORGE
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9月5日(土) 広島/広島 CLUB QUATTRO
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9月6日(日) 岡山/岡山 YEBISU YA PRO
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9月11日(金) 石川/金沢 AZ
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9月13日(日) 福岡/Gate’s 7
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9月18日(金) 愛知/名古屋ボトムライン
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9月20日(日) 和歌山/OLDTIME
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9月26日(土) 高知/高知 CARAVAN SARY
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9月27日(日) 愛媛/松山 WstudioRED
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10月2日(金) 京都/磔磔
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10月3日(土) 三重/松阪 M’AXA
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10月17日(土) 宮城/誰も知らない劇場
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10月18日(日) 青森/青森 Quarter
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10月29日(木) 札幌/ペニーレーン 24
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11月1日(日) 福島/まちポレいわき B1
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11月7日(土) 神奈川/ビルボードライブ横浜
押尾コータロー クリスマス・スペシャルライブ 2026
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12月5日(土)東京/EX シアター六本木
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12月18日(金)、12月19日(土)、12月20日(日)大阪/なんば Hatch
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