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スナック六組

福岡市博多区中洲2丁目5−5
中洲第一ビル5階

TEL.092-282-7600

伝統芸能とARが融合する新たな文化体験:福岡・川端商店街「わ乃桂のおもて」にARサービス「ONCARD」導入

導入の背景と目的

「はかた舞娘茶屋 わ乃桂のおもて」は、川端商店街という恵まれた立地と、日本舞踊、三味線、茶道といった魅力的な日本文化コンテンツを有しています。しかし、来店前に「どのような体験ができるのか」が十分に伝わらないという課題が存在していました。

この課題を解決するため、まずインバウンド観光客にも一目で内容が理解できるよう、店舗前のPOP看板を再設計し、来店への導線を改善しました。その上で、AR(拡張現実)技術を活用した体験設計へと展開されています。これにより、リアルな伝統文化体験にデジタルの要素を組み合わせ、より多くの来訪者が日本の奥深い文化に触れる機会を創出することが目指されています。

施設概要:「はかた舞娘茶屋 わ乃桂のおもて」

「はかた舞娘茶屋 わ乃桂のおもて」は、百年以上の歴史を持つ博多旧市街・川端通商店街に佇む、伝統芸能を身近に体験できる芸処です。ここでは、日本舞踊や三味線、茶道といった日本を代表する芸を間近で鑑賞し、また自ら体験することが可能です。特に、常時茶道体験ができる施設は希少であり、その魅力の一つとなっています。

博多で生まれ育った女将による心温まるおもてなしと、舞娘によるお出迎え、そして通訳の常駐により、海外からの来訪者も安心して日本文化の奥深さを体験できる環境が整えられています。

2026年2月には、体験およびお手前サービスを昼と夜に分割する形でリニューアルが実施されました。これにより、時間帯ごとに異なる楽しみ方ができる文化体験施設として再構築され、より多様なニーズに応えられるよう進化を遂げています。

施設の詳細については、以下の公式サイトで確認できます。

コンセプト:伝統芸能を日常へ

「はかた舞娘茶屋 わ乃桂のおもて」は、「伝統芸能を日常へ」というコンセプトのもと、博多文化と新しい和のおもてなしを発信する場として展開されています。

本施設では、「朝鍋」「茶道体験と和カフェ」「食事のできる日本酒バー」という三つのスタイルを通して、時間帯ごとに異なる文化体験を提供しています。食、空間、そしておもてなしを通じて、和の心や博多の魅力に触れることができる場所です。

この場所において象徴的な存在となっているのが、はかた舞娘です。華やかさだけでなく、博多の伝統や美しい所作、もてなしの心を今に伝える存在として、この空間の価値を高めています。

「はかた舞娘茶屋 わ乃桂のおもて」は、食・空間・人を通して、伝統芸能をより身近に感じられる新しい和の場として、博多からその魅力を発信しています。

女将プロフィール

渡邉 桂子(わたなべ かつらこ)氏は、博多区祇園町出身です。3歳より日本舞踊を始め、成人後は指導者として活動してきました。古民家カフェの運営を経て、2019年より博多券番に在籍しています。「伝統芸能をより身近に感じられる場所を作りたい」という強い想いから、2023年に川端通商店街に「はかた芸処 わ乃桂」を開業しました。2026年には店舗拡張とサービス改訂に伴い、「はかた舞娘茶屋 わ乃桂のおもて」としてリニューアルオープンしました。

笑顔の日本人女性が、黒地の着物に華やかな帯を締めて立っている。背景には松の木が描かれた和風の絵画があり、伝統的な雰囲気を醸し出している。

提供される体験

朝(7:00〜10:00)

一日の始まりに、博多ならではの贅沢な朝食が提供されます。

  • 朝鍋(もつ鍋/水炊き/フグ鍋):各2,000円

温かい湯気が立ち上る土鍋を中心に、ご飯、卵焼き、漬物など様々な和食の小鉢が赤いお膳に並べられた、彩り豊かで美味しそうな定食の風景です。

昼の時間帯には、日本の伝統文化を体験できるメニューと、和の雰囲気を楽しめるカフェメニューが用意されています。

  • 茶道体験:4,000円
    日本の伝統的な茶道を体験し、心を落ち着かせるひとときを過ごせます。

着物と白塗りの化粧をした舞妓が、茶碗と柄杓を用いて茶道を披露している様子。日本の伝統文化と優雅さを感じさせる瞬間を捉えた一枚です。

  • 抹茶セット(外郎付き):1,000円
    本格的な抹茶と和菓子を気軽に楽しめます。

茶碗に入った抹茶を茶筅で点てている様子が写っています。背景には鉄瓶があり、日本の伝統的なお茶の準備風景を表しています。

  • お月見ラテ:1,200円
    美しい見た目も楽しめる、和風のラテです。

和風の器に入った白い冷たいデザートと、いちごが飾られたグラスデザートが木製のテーブルに置かれている写真です。畳風のランチョンマットと木のスプーンが添えられ、涼しげな夏のデザートタイムを演出しています。

  • 鳳凰ラテ:1,500円
    特別なデザインが施された、上品なラテです。

金箔が散りばめられた抹茶と、隣に置かれたデザート、木製のスプーンが写っています。和風のマットの上に置かれ、落ち着いた雰囲気の食卓を演出しています。

  • 豆腐スイーツ(いちご/黒糖きなこ/はちみつ/抹茶):価格はプレスリリースに記載なし
    ヘルシーで優しい味わいの豆腐スイーツは、様々なフレーバーで提供されます。

夜は、食事と共に日本酒を楽しめるバーとして、大人の時間を演出します。

  • 日本酒バー(飲み比べ5種):2,000円
    厳選された日本酒の飲み比べを通じて、その奥深さを堪能できます。

木のテーブルに並べられた5本の冷えた日本酒の瓶。結露が冷たさを伝え、背景の石灯籠が和の雰囲気を醸し出している。

  • 食事付きコース

    • 松:4,000円

    • 竹:3,000円

    • 梅:2,000円

日本酒と共に、季節の食材を活かしたこだわりの食事が提供されます。

伝統的な雰囲気の店内で、着物を着た女性たちが食事を楽しんでいます。手前にはサッポロビールと小鉢が並べられた和食の膳があり、日本の食文化が感じられる一枚です。

着物を着た人物が、木製のテーブルに置かれたお膳に並べられた美しい和食の小鉢料理を丁寧に整えている様子。様々な種類の料理が盛り付けられた、伝統的な日本の食事が写されています。

ONCARD導入内容:ARを活用した新しい体験設計

今回の取り組みでは、インバウンド観光客に向けた来店導線の最適化を目的として、店舗前から体験、情報取得、来店後の接点までを一貫して設計しています。具体的には以下の内容が導入されています。

  • 店舗前導線の改善:視覚的に体験内容が伝わるよう、POP看板などを工夫しています。

  • ポスターを中心としたAR体験の導入:店頭のポスターにスマートフォンをかざすことで、ARコンテンツが起動し、店舗内の様子や提供される体験内容が映像で表示されます。

  • 店内体験内容の可視化:動画による体験理解を促進し、来店客が事前に体験内容を具体的に把握できるようになります。

  • SNS(Instagram)への導線設計:ARコンテンツから直接SNSへアクセスできる仕組みを導入し、来店後も継続的な接点構築を図ります。

はかた伝統茶屋の緑色のパンフレットを手に持っている画像。和装の女性二人、お月見ラテや黒糖ラテなどのメニュー、AR体験へのQRコードが掲載されている。

AR体験の具体的な流れは以下の通りです。

  1. QRコードからアクセス:ショップカードやポスターに記載されたQRコードを読み取ることで、ARカメラが起動します。
  2. ポスターにかざす:起動したARカメラを店頭のポスターにかざすと、映像コンテンツが流れ始めます。
  3. ARでお店の中が見れる:ARを通して、ポスターから映像やメニュー写真が浮かび上がり、さらに公式サイトやSNSへアクセスできるアイコンが表示されます。
  4. POP看板にもAR:同じARカメラで店頭のPOP看板にも反応し、同様のAR体験が可能です。

スマートフォンで、和服姿の舞妓が描かれた「はかた舞妓茶屋」のポスターを撮影している。日本の伝統文化体験を宣伝する内容で、メニューらしきものも見える。

スマートフォンで店頭ポスターをかざすと、AR画面に日本文化体験の映像やメニューが表示される様子。抹茶や和菓子を提供する店舗のプロモーションで、SNSへのアクセスも可能。

AR技術を活用した店舗の看板と、スマホで見たAR画面を比較。舞妓と茶道体験を案内するPOP看板にスマホをかざすと、詳細情報やQRコードが表示され、顧客を店内に誘導する様子を示しています。

「わ乃桂のおもて」の最新情報は、以下のInstagramアカウントで確認できます。

今後の展開

今回の来店導線改善に続き、ARを活用した体験価値の拡張がさらに進められる予定です。

今後は、体験を「持ち帰る」ことができるAR付きのお土産の展開が予定されています。お土産にスマートフォンをかざすことで、店内で体験した伝統芸能や空間の魅力を、いつでも再体験できる仕組みが構築されるでしょう。これにより、来訪者は旅の思い出をより長く、より深く心に留めることが可能になります。

さらに将来的には、複数の条件を組み合わせることで限定コンテンツが発動する「Wトリガー」の導入も検討されています。Wトリガーとは、複数の要素(例えば特定のお土産と特定の場所など)を組み合わせることで、特別なAR体験が解放される仕組みです。これにより、よりインタラクティブでパーソナライズされた体験が提供されるかもしれません。

また、本店舗ではすでにメタバース空間の構築も進んでおり、リアル・AR・メタバースを連動させた新たな文化体験の提供も視野に入れられています。店内では、カフェを楽しみながら、その場で体験できる伝統芸能の内容をARで視覚的に理解できる仕掛けなども展開される予定です。これらの取り組みは、伝統文化の魅力を現代の技術で最大限に引き出し、新たな層へのアピールを目指すものです。

なお、株式会社HK STYLEでは、ARサービス「ONCARD」の普及に向けたクラウドファンディングを実施しており、目標金額を達成し、2026年4月末まで実施中です。今回の「わ乃桂のおもて」への導入も、このクラウドファンディングの流れの中で実現したものです。

クラウドファンディングの詳細は以下のリンクから確認できます。

店舗情報

会社概要

  • 会社名: 株式会社HK STYLE

  • 所在地: 福岡県福岡市中央区天神4-7-11-4F

  • 代表者: 木村 華

  • 事業内容: AI体験設計、AR名刺/AR広告制作サービス、建築3D技術サービス

  • 公式サイト: https://www.hkstyle.co.jp/oncard

  • OLA・Wトリガー特設ページ: https://oncard-jp.studio.site/

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