日本酒の香りを拓く「陶胎漆器のSHUWAN」が正式発売
株式会社シュワン(本社:福岡県福岡市、代表取締役:庄島健泰)は、酒器ブランド「SHUWAN」より、磁器と漆を融合させた新シリーズ「陶胎漆器」を正式に発売しました。この「陶胎漆器のSHUWAN」は、古来の伝統技法と独自の設計思想「YURAGI」を組み合わせることで、日本酒本来の香りと味わいを一層際立たせる酒器として開発されました。

陶胎漆器ならではの吸い付くような手触りと、なめらかな口当たりが特徴です。独自の器形状が日本酒本来の香りを器内にとどめ、飲む人の口元へ優雅に導きます。この革新的な酒器は、日本酒の新たな魅力を発見するきっかけとなることでしょう。
香りをひらき、味をととのえる特別な形状「YURAGI」
「陶胎漆器のSHUWAN」の核心にあるのは、楕円と正円を融合させた独自のフォルム「YURAGI」です。この設計は、香りの広がりと味のふくらみの両立を目指して考案されました。酒器の口径と高さは5mm単位で緻密に調整されており、これにより香りが器内に籠りすぎて刺激臭となることを適度に防ぎ、日本酒の香味バランスを最適な状態に保つことが可能となります。

さらに、見込み(器の底)と口づくり(口縁)の繊細な設計は、液体が口元へとなめらかに流れ込むよう計算されており、これにより心地よい口当たりが実現されています。この微細な設計が、日本酒の味わいをより奥行き深く、繊細なものへと昇華させるのです。
「SHUWAN陶胎漆器」は、磁器の持つ精密さと、漆が持つやわらかな口当たりの二つの異なる素材が出会うことで、日本酒の香味をより繊細に、そして奥行き深く味わうことを可能にします。フォルムのミリ単位の設計が、香りの広がりと心地よい余韻を飲む人にもたらします。
伝統色で仕上げる — 朱と黒
「陶胎漆器のSHUWAN」は、日本の伝統美を象徴する朱と黒の二色で展開されます。これらの色彩は、単なる色合いに留まらず、それぞれの色が持つ歴史的背景と、日本酒の美しさを引き立てる役割を担っています。
朱色の器は、漆と顔料を約6時間かけて丹念に練り上げることで生み出されます。この工程では、発色の鮮やかさと漆の乾き加減が綿密に調整され、深みと透明感のある朱色が完成します。一方、黒色の器は、艶と乾きの異なる複数の漆をブレンドすることで最適化されます。これにより、光の当たり方によって表情を変える、奥行きのある黒色が実現されます。


これらの伝統色は、日本酒の持つ繊細な香りを上品に引き立て、視覚からもその魅力を高める役割を果たします。器の色合いが、日本酒の透明感や微細な色味を際立たせ、飲む体験全体を豊かなものにするでしょう。
丹念な手仕事 — 31工程以上の制作工程
「陶胎漆器のSHUWAN」は、その美しさと機能性を実現するために、31工程以上もの丹念な手仕事を要します。漆器製作における各工程は、熟練の職人の技と経験に裏打ちされたものであり、一つとして手を抜くことはできません。
特に、器の内側側面を均一に塗るためには、専用に設計された鎌刷毛が用いられます。これにより、複雑な曲面を持つ器の内部にも漆が均等に塗布され、なめらかな仕上がりが可能となります。また、各工程の後には、粒度#1000相当の耐水ペーパーと水を用いた微細な研磨が重ねられます。この水研ぎの工程は、器の形と艶を整えるだけでなく、次に塗布する漆の密着性を高める上で極めて重要です。
漆の調合とブレンドも、季節や天気といった自然条件に応じて細かく調整されます。漆は湿度や温度に敏感な素材であり、その日の気候を見極めながら、乾き具合、艶の出方、色味、そして肉持ち(漆の厚み)が最適になるよう、職人が経験に基づいて判断し、調合を行います。このような「揺らぎ」ともいえる自然な変化への対応が、酒器に深みを与え、日本酒を味わう時間そのものをより豊かなものに変えていくのです。
漆ならではの質感と重み
「陶胎漆器のSHUWAN」は、漆器ならではのしっとりとした独特の質感と、わずか90gという軽やかな陶の重みが特徴です。この絶妙なバランスが、酒器を手に取った際に自然と馴染む感覚を生み出し、使用する人の心地よさを追求しています。
漆の表面は、手に吸い付くような感触があり、それが日本酒を飲むという行為に一層の趣を加えます。また、軽量であることは、長時間の使用でも疲れにくく、日本酒の繊細な味わいに集中することを助けます。素材の選定から製造工程に至るまで、細部にわたる配慮が、この酒器を特別なものにしています。
世界的に注目される漆芸作家・田中瑛子氏の監修
「SHUWAN 陶胎漆器」は、世界的に注目を集める漆芸作家、田中瑛子氏(石川県・加賀市)の監修のもと誕生しました。田中氏は、伝統的な漆芸の技法を継承しつつも、現代的な感性を取り入れた作品で高い評価を得ています。その専門知識と芸術性が、「陶胎漆器のSHUWAN」の品質とデザインに深く貢献しています。

田中瑛子氏からは、この酒器に対する以下のメッセージが寄せられています。
「お酒の味が多彩で繊細であればあるほど、それを味わうための器も形や素材の種類による選択肢を求められます。このSHUWANはその幅を広げる一つの答えです。」
田中氏の言葉は、日本酒の多様な味わいに対応する酒器の重要性を示唆しています。日本酒は、その種類によって香りや風味が大きく異なり、それぞれに最適な器が存在することが望ましいとされています。
「ゆらぎを持った形による効果はもちろんのこと、石ほど冷たくなく、木よりは温度を伝えるこのSHUWANは漆器と磁器の隙間を埋め、新しい感覚を与えてくれます。またその隙間を埋める為のいくつかの工夫は培われてきた伝統の技法が産地を越えて繋がることで可能となりました。」
このコメントは、「陶胎漆器のSHUWAN」が提供する新しい体験の核心を突いています。磁器と漆の組み合わせは、石の冷たさや木の温もりとは異なる、独自の温度伝達性と質感を生み出します。これは、漆器と磁器という異なる素材の特性を最大限に活かし、両者の間に存在する可能性を追求した結果と言えるでしょう。また、異なる産地の伝統技法が結びつき、新たな価値を創造した点も強調されています。
「それはまさしく、私が大切にしている“伝統を再構築し新しい可能性をみつける”というスタイルに通じるものです。SHUWANというプロジェクトにおいてこの器の位置はその深さと広がりを示す重要なものになっていくように思います。」
田中氏の監修は、単なる技術指導に留まらず、伝統を現代に再構築し、新たな可能性を探求するという彼女自身の創作哲学と共鳴するものでした。「陶胎漆器のSHUWAN」は、このプロジェクトにおいて、日本酒文化の深さと広がりを象徴する重要な存在となることが期待されます。
器を変えれば日本酒の世界はもっとひらける。
SHUWANは、日本酒の香りと味わいの進化に寄り添い、その魅力を最大限に引き出すために生まれた酒器ブランドです。従来の猪口やワイングラスでは捉えきれなかった日本酒の繊細な魅力を引き出し、飲む人に新たな発見と感動を提供します。これは、単に酒を飲む行為を超え、日本酒の文化全体を豊かにする試みです。
SHUWANは、酒蔵、陶芸家、料理人、そして世界中の飲み手をつなぐ架け橋となることを目指しています。それぞれの専門家が持つ知識と技術を結集し、日本酒を取り巻く多様な文化が交錯する場を創造することで、日本酒の時間をより豊かに、より深く、特別なものへと変革していくでしょう。

「陶胎漆器のSHUWAN」は、日本文化に相応しい新たなスタンダードを提案し、日本酒を味わう喜びを世界中の人々と分かち合うことを目指しています。この酒器を通じて、日本酒の奥深さと美しさが再認識され、新たなファン層が広がることも期待されます。
より詳細な情報については、SHUWANの公式ウェブサイトをご覧ください。
SHUWAN HP
株式会社シュワンについて
株式会社シュワンは、福岡県福岡市に本社を構え、代表取締役の庄島健泰氏が率いる企業です。東京には港区南青山に東京Officeを設けており、日本酒文化の発展に寄与する活動を展開しています。
所在地:福岡県福岡市博多区住吉3-8-27
東京Office:東京都港区南青山2-22-2篠崎ビル1F天酒堂
お問合せ:株式会社シュワン 東京Office contact@shuwan.jp
購入について
「陶胎漆器のSHUWAN」は、以下の公式オンラインストアにて購入可能です。
<a href="https://shop.shuwan.jp/products/shuwan-craft-totaishikki-red?utm_source=shuwan.jp&utm_medium=cta&utm_campaign=craft-totaishikki&_gl=1x4t1oo_gaNzAxNzcyNzUwLjE3NTA4NDU4MTU._ga_PLFQ2P575DczE3NjQ5OTc1NTgkbzUkZzEkdDE3NjQ5OTg4MTkkajU5JGwwJGgw_ga_KTTD10LZQY*czE3NjQ5OTc1NTgkbzQ0JGcxJHQxNzY0OTk4ODE5JGo1OSRsMCRoMA..”>ご購入はこちら
コメント
この記事へのトラックバックはありません。

この記事へのコメントはありません。