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スナック六組

福岡市博多区中洲2丁目5−5
中洲第一ビル5階

TEL.092-282-7600

博多駅の老舗土産店『まるとめ』がクラウドファンディングで守る「人柄を大切にする」接客文化と地域の魅力

博多駅の「茶の間」として親しまれる老舗土産店『まるとめ』

福岡市の玄関口である博多駅構内の商業施設「マイング」において、半世紀にわたり地域の人々や観光客に親しまれてきた老舗土産店『まるとめ』が、店舗の継続と、そこで育まれてきた独自の接客文化を未来へ継承するため、クラウドファンディングを開始しました。

『まるとめ』は1966年(昭和44年)に創業し、福岡・九州の厳選された銘品を取り扱う土産物店として、その歴史を刻んできました。特に、平均年齢64歳という60代から70代のベテラン女性スタッフによる接客は、来店客にとって博多駅の「茶の間」のような温かい空間を提供し続けています。

「人柄を大切に」受け継がれる創業者の哲学

『まるとめ』の接客は、単なる商品の販売に留まりません。勤続15年を超えるベテランスタッフたちは、お客様との世間話を楽しみ、時には体調を気遣い、福岡の小さなメーカーがこだわり抜いて作った商品を丁寧に紹介します。このような「人の温度」が感じられる対面接客は、出張帰りのビジネスパーソンや地元住民にとって、旅の疲れを癒やし、心温まるひとときを提供してきました。

この接客スタイルの根底にあるのは、亡くなった創業者から受け継がれてきた「強い商品がなくてもいい。人柄を大切にしなさい」という教えです。効率化が求められる現代において、あえて時間をかける対面接客を重視する『まるとめ』の姿勢は、消費社会におけるもう一つの豊かな価値を示しています。

博多駅で40年この店を残したい

廃業の危機:移転とコロナ禍がもたらした困難

しかしながら、創業以来50年の歴史を持つ『まるとめ』は、現在、廃業の危機とも呼べる大きな壁に直面しています。

事の発端は、2015年の博多駅再整備に伴う店舗のレイアウト変更でした。これにより、『まるとめ』はメイン通路から外れた奥まった位置への移転を余儀なくされ、客足は徐々に減少していきました。そして、その減少傾向に追い打ちをかけたのが、世界的なパンデミックとなったコロナ禍です。観光客の激減により、売上はほぼゼロに近い日々が続きました。

このような状況下で店舗を維持するため、コロナ融資を活用しましたが、現在、その返済負担が重くのしかかっています。高齢のスタッフの安全と日々の運営を守ることに精一杯で、新たな施策を打つ余裕がない状況です。返済のために人件費を含む経費を削減すれば、これまでの『まるとめ』らしい丁寧な接客ができなくなり、結果としてさらなる売上減少を招くという、苦しい悪循環に陥っています。現在の「丁寧な接客体制」を維持しながら店舗を継続していくことは、極めて困難な状況にあります。

はかたみやげどころ まるとめ 店内風景

クラウドファンディングに託す未来:豊かな価値の継承

この厳しい状況を打開し、店舗の存続と独自の価値を守るため、『まるとめ』はクラウドファンディングへの挑戦を決定しました。このプロジェクトは、単なる一店舗の資金調達にとどまらず、博多駅から「効率の悪い、けれど豊かな価値」を守るための挑戦と位置付けられています。

『まるとめ』が大切にしたいのは、「時間をかける対面接客」という、現代社会において見過ごされがちなもう一つの価値です。この思いは、長年共に歩んできた取引先や、博多駅からも応援の声として届いています。

応援コメント(一部抜粋)

  • 博多駅長 加藤邦忠様
    「博多の美味しいものを販売されているまるとめさん。観光・お仕事・帰省などで博多を訪れるお客様にとって無くてはならないお店として、これからもずっと元気に営業される事を祈念しております。」

  • 有限会社 楢崎商店様(取引先)
    「地域の魅力と伝統の味を大切に伝えてこられた「まるとめ」様の存在は、私どもにとりましても大変心強く、そして欠かすことの出来ない大切なパートナーでございます。これからも「博多の味」と「地域の誇り」をともに守り育んでいけますよう、我々楢崎商店一同、変わらぬ思いで心より応援申し上げます。」

これらの応援は、『まるとめ』が地域社会において果たしてきた役割と、その存在が多くの人々に必要とされていることの証左と言えるでしょう。

実現したい未来:店舗が「本来の姿」を取り戻すために

クラウドファンディングで集められた資金は、店舗を立て直し、「前向きな回復」のために活用される計画です。具体的な使途は以下の通りです。

  • 「居場所」を守る:長年の経験を持つベテランスタッフが、その知識と温かい人柄を活かして輝ける場を維持します。これにより、スタッフが安心して働き続けられる環境が守られ、彼らの存在が店舗の魅力としてさらに発展することが期待されます。

  • 「小さな声」を守る:福岡の小さな作り手が丹精込めて作った商品を、これまでと同様に丁寧に伝え続けるための情報整備を行います。地域の特産品や隠れた逸品を発掘し、その背景にある物語や作り手の情熱を来店客に届けることで、地域経済の活性化にも貢献します。

  • 「案内」を整える:移転により奥まった位置になった店舗を見つけてもらいやすくするため、店頭POPの改善やアクセス案内の強化を行います。これにより、新規顧客の獲得や既存顧客の利便性向上が図られ、店舗への誘客促進に繋がるでしょう。

これらの取り組みを通じて、『まるとめ』はかつての賑わいを取り戻し、博多駅を訪れる人々にとって、変わらない温かさと安心感を提供し続けることを目指しています。

クラウドファンディング概要と店舗情報

本プロジェクトの詳細は以下の通りです。

クラウドファンディング概要

  • プロジェクト名:博多駅で50年、福岡の“おいしいもの”を届けてきた店を残したい

  • 実施期間:2026年4月22日 〜 2026年5月29日

  • 目標金額:1,000,000円

  • 支援ページURL:https://camp-fire.jp/projects/910406/view

店舗概要

  • 店名:まるとめ

  • 所在地:福岡県福岡市博多区博多駅中央街1-1(博多駅マイング内)

  • 創業:1966年(昭和44年)

  • 特徴:福岡・九州の銘品を厳選して扱う小さな土産店。平均年齢64歳のベテランスタッフが活躍中。

『まるとめ』の挑戦は、単なる老舗土産店の存続に留まらず、地域に根差した店舗が持つ「人」を通じた豊かな価値、そして地域文化の継承という重要なテーマを内包しています。このクラウドファンディングが成功し、『まるとめ』がこれからも博多駅の「茶の間」として、多くの人々に愛され続けることを期待します。

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