開発の背景:地方に埋もれる二つの課題
「Creator’s Bridge」の開発者である株式会社リンクス代表取締役の松田敬一氏は、20年以上にわたりクリエイティブの現場で活動してきた経験と、中小企業庁管轄の公的支援機関「よろず支援拠点」のコーディネーターとして中小企業や個人事業主の経営課題に向き合ってきた経験を有しています。これらの二つの異なる視点から、松田氏は地方における「出会えない」という構造的な課題が、ビジネスチャンスの創出を妨げている現状を繰り返し目の当たりにしてきました。
企業側の課題:「良いクリエイターの見つけ方がわからない」
地方の中小企業では、チラシ制作、ウェブサイトのリニューアル、商品撮影といったクリエイティブな外注ニーズが日常的に存在します。しかし、多くの企業は「誰に頼めばいいのかわからない」「どう選べばいいのか基準がない」という課題に直面しています。結果として、知人の紹介に頼るか、都市部のクリエイターを対象とする大手クラウドソーシングサービスを利用するしか選択肢がなく、地元に優れたクリエイターが存在することすら知らないケースが散見されます。自社や商品のブランディングの質を高めるためには、企業の理念や想いを深く理解し、それを具現化できるクリエイターとの出会いが不可欠です。しかし、地方においては、そのような質の高い出会いの機会が圧倒的に不足しているのが現状です。
クリエイター側の課題:「営業が苦手で、フリーランスを続けられない」
一方、地方にも高いスキルを持つクリエイターは数多く存在します。しかし、彼らの多くは「営業」活動を苦手とし、安定的に案件を獲得できないためにフリーランスとしての活動を断念せざるを得ない状況に陥ることがあります。既存のクラウドソーシングサービスは、都市部のクリエイターが主な利用者層であり、取引ごとに15%から22%もの高額な手数料が発生するため、地方の小規模な案件ではクリエイターの手取りが大幅に目減りします。さらに、価格競争に巻き込まれやすく、自身のスキルに見合った正当な評価や報酬を得ることが難しいという構造的な問題も存在します。
「Creator’s Bridge」は、「良いクリエイターが見つからない企業」と「営業が苦手で仕事が取れないクリエイター」という、これまで解決が困難であった二つの課題を同時に解決する場を提供するために開発されました。クリエイターと経営支援の両方の現場を熟知する開発者の知見が、このサービスの基盤となっています。
「Creator’s Bridge」の主な特徴
1. 地域の「出会い」に特化した独自の料金モデル
本サービス最大の特長は、その料金体系にあります。「Creator’s Bridge」では、手数料が発生するのは初回マッチング時の一度のみです。クライアントは見積もり金額の5%、クリエイターは10%の手数料を支払うことでマッチングが成立します。一度つながったクリエイターと企業は、2回目以降の取引においては手数料なしで自由に直接取引を行うことが可能です。この「プラットフォームに縛られず、出会いの先は当事者同士で」という設計思想は、取引のたびに手数料を徴収し続ける既存のクラウドソーシングサービスとは根本的に異なるアプローチであり、クリエイターと企業の間に長期的なパートナーシップが築かれることを後押しします。

2. 「地方のクリエイター図鑑」── 経験・スキル・作品が一目でわかる
「Creator’s Bridge」は、地元のクリエイターを効率的に探せる「クリエイター図鑑」としての機能も果たします。各クリエイターのプロフィールページでは、そのクリエイターの経験年数、専門スキル、対応可能な業務、そして実績を示すポートフォリオ(作品集)が一覧で確認できます。これにより、企業が抱える「どう選べばいいかわからない」という悩みが解消され、スキルや実績に基づいた最適なパートナー選びが実現します。
また、本サービスはクリエイター同士のマッチングにも対応しています。例えば、「デザイナーがプロジェクトに必要なカメラマンを探す」ことや、「動画編集者がナレーターを見つける」といった、クリエイティブチームの組成にも活用可能です。一つのプラットフォームを通じて、多様な専門性を持つクリエイター間の新たなつながりが生まれ、より複雑なプロジェクトへの対応力が高まることが期待されます。


3. 登録から決済まで完全オンライン完結
サービスの利用開始は非常に簡便です。会員登録はメールアドレスのみで数分で完了し、手軽に利用を開始できます。取引における決済は、クレジットカード決済(Square連携)を採用しており、安全かつスムーズな取引環境が提供されます。これにより、契約や支払いの煩雑さが解消され、クリエイターと企業は本質的なクリエイティブ活動に集中できます。
4. 9カテゴリ・40以上のクリエイティブ職種に対応
「Creator’s Bridge」は、幅広いクリエイティブニーズに対応できるよう、多岐にわたる職種をカバーしています。具体的には、カメラマン、デザイナー、動画編集者、Web制作、イラストレーター、ライター、広告運用、SNS運用、音楽制作など、9カテゴリ・40以上のクリエイティブ職種に対応しています。これにより、地方で発生する様々なクリエイティブ案件に対して、適切な専門家を見つけることが可能となります。

5. 地域密着 × 全国展開
本サービスは、各都道府県ごとに専用ページを展開する仕組みを採用しており、地域のクリエイターが地元の検索で発見されやすいよう設計されています。宮崎県からサービスを開始し、現在は九州8県(宮崎、鹿児島、福岡、佐賀、長崎、熊本、大分、沖縄)に展開しています。将来的には、全国47都道府県への段階的な拡大が予定されており、地方創生の一翼を担うプラットフォームとしての成長が期待されます。
ご利用の流れ
「Creator’s Bridge」の利用は、クライアントとクリエイター双方にとってシンプルかつ明確なプロセスで設計されています。
クライアント(企業)
- 会員登録(無料): メールアドレスのみで簡単に登録が完了します。
- クリエイター検索: 職種、スキル、エリア、作品などの条件で最適なクリエイターを検索します。
- 問い合わせ・見積もり依頼: 気になるクリエイターに直接連絡を取り、案件内容を伝えて見積もりを依頼します。
- 発注(初回手数料5%): 見積もり内容に合意後、プラットフォームを通じて発注手続きを行います。この際に、クライアント側に5%の初回手数料が発生します。
- マッチング成立・連絡先開示・直接やりとり開始: 発注が承諾されるとマッチングが成立し、双方の連絡先が開示されます。以降は直接やりとりを開始し、プロジェクトを進めます。
- 2回目以降は手数料無料で直接取引OK: 同一のクリエイターへの2回目以降の依頼は、プラットフォームを介さず手数料なしで直接取引が可能です。
クリエイター
- 会員登録(無料): メールアドレスのみで簡単に登録が完了します。
- プロフィール・ポートフォリオ登録: 自身の経験、スキル、対応可能業務、そして実績を示すポートフォリオを詳細に登録します。これが企業からの依頼を受ける上での重要な情報となります。
- 見積もり提出: クライアントからの問い合わせや見積もり依頼に対して、案件内容に基づいた見積もりを提出します。
- 受注承諾(初回手数料10%): 見積もりがクライアントに承諾され、クライアントが発注手続きを行うと、クリエイター側に10%の初回手数料が発生します。
- マッチング成立・連絡先開示・直接やりとり開始: 受注が承諾されるとマッチングが成立し、双方の連絡先が開示されます。以降は直接やりとりを開始し、プロジェクトを進めます。
- 2回目以降は手数料無料で直接取引OK: 同一のクライアントからの2回目以降の依頼は、プラットフォームを介さず手数料なしで直接受注・取引が可能です。

今後の展開
「Creator’s Bridge」は、以下のスケジュールで事業展開を進めていく予定です。
-
現在: クリエイターの事前登録を無料で受け付けています。
-
2026年3月: サービスの正式リリースを予定しており、クライアントの登録も開始されます。
-
2026年内: 宮崎県および九州8県での先行展開を経て、段階的に全国47都道府県へのサービス拡大を推進していく計画です。

代表コメント
株式会社リンクス 代表取締役の松田敬一氏は、本サービスの開発に込めた想いを以下のように述べています。
「地域には、素晴らしい才能を持ったクリエイターが数多く存在します。しかし、地方にいるというだけで出会いの機会が限られ、その才能が埋もれてしまうという現実を、私はデザイナーとして間近で見てきました。
特に心を痛めてきたのは、腕は一流であるにもかかわらず『営業』が苦手なために、フリーランスとしての活動を続けられなくなる仲間たちの姿です。優れたクリエイティビティを持ちながら、仕事の獲得方法がわからずに夢を諦めていく。そのような人々を一人でも多く救い上げたい。その一心で、『Creator’s Bridge』を立ち上げました。
現代において、オンラインだけで仕事を完結させることは決して難しくありません。しかし、テキストだけのやり取りや、画面越しのドライな関係性では、どこか『熱』が伝わりきらない部分があると感じています。効率だけを追求して仕事を『こなす』日々は、知らず知らずのうちにクリエイターの心を疲弊させていくでしょう。
私の理想は、クライアントとクリエイターが直接顔を合わせ、一つの制作物を共に創り上げていくことです。完成の喜びをその場で分かち合い、互いの熱量を感じながら進める仕事。そうした血の通った関係性こそが、クリエイティブの本質であると信じています。
AIが進化し、システムや画像が自動生成される時代だからこそ、『人間にしかできないこと』に向き合わなければなりません。AIは効率を、人間は熱を。テクノロジーで効率化できる部分は徹底的に自動化し、余計な中間コストを排除する。それはすべて、クリエイターが『人間同士の深い対話』と『制作への情熱』に集中できるようにするためです。
『Creator’s Bridge』は、一度つながれば、あとは直接やり取りしていただく仕組みです。私たちが目指すのは、プラットフォームに依存しない、クリエイターと企業の自立した関係です。宮崎から、この新しい『架け橋』を全国へ届けてまいります。共に熱を帯びた仕事を、ここから始めましょう。」
サービス概要
-
サービス名: Creator’s Bridge(クリエイターズブリッジ)
-
対応エリア: 九州8県(
-
対応職種: デザイン、イラスト、動画編集、映像制作・写真撮影、Web制作、Web広告、SNS、ライティング、その他(9カテゴリ・40職種以上)
-
料金: 登録無料。初回マッチング時のみ手数料(クライアント5%/クリエイター10%)。同一ペアリングの2回目以降は無料。
-
決済方法: クレジットカード(Visa / Mastercard / American Express / JCB / Diners Club / Discover)
-
正式リリース: 2026年3月予定
会社概要
-
会社名: 株式会社リンクス Creator’sBridge運営事務局
-
所在地: 〒880-0001 宮崎県宮崎市橘通西3丁目10番32号 宮崎ナナイロ東館8階 ATOMica内
-
設立: 2017年
-
代表取締役: 松田敬一
-
事業内容: デザイン、システム開発、ウェブ制作、動画制作、ライブ配信、クリエイターマッチング事業
-
コーポレートサイト: https://www.linkus2017.com/
手越祐也氏、全国9会場16公演のライブツアー「SUPER STAR」開催決定 ファンクラブ先行受付中
『にっくん』~九州 お肉の王国まつり2026~ 3月12日よりJR博多駅前広場にて開催、メニュー・価格が決定
コメント
この記事へのトラックバックはありません。

この記事へのコメントはありません。