TWSC 2026の概要と受賞結果
TWSCは、日本文化が培った繊細な味覚を基準に、世界中のウイスキーおよびスピリッツを審査する品評会です。高品質な蒸留酒の発信、そしてウイスキー・スピリッツ文化の発展を担う飲み手の育成を目的としています。2019年に開始され、2020年からは日本が誇る蒸留酒である焼酎・泡盛の魅力を世界に伝えるため、焼酎部門が新設されました。これまでの累計エントリー数は、洋酒部門が4,411本、焼酎・泡盛部門が1,662本の合計6,073本に上ります。
本年度の審査では、洋酒部門で上位11%に相当するアイテムが最高金賞を受賞し、焼酎・泡盛部門では上位12%のアイテムが最高金賞に輝きました。全体的に出品酒の品質が高く評価され、審査員の点数が高かったことから、昨年に比べて受賞ランクが全体的に高い結果となりました。
最高峰「BEST OF THE BEST」に輝いた7本
TWSCの主要企画の一つである「BEST OF THE BEST」は、国や地域、カテゴリーを超えて各部門のナンバーワンを決定する特別賞です。最高金賞と金賞を受賞したアイテムの中からノミネートされ、ブラインド形式の二次審査を経て、最も高い評価を得たアイテムが選ばれます。
本年度は、洋酒部門で3アイテム、焼酎・泡盛部門で4アイテムが「BEST OF THE BEST」を受賞しました。

洋酒部門「BEST OF THE BEST」受賞アイテム
洋酒部門では、以下の3アイテムが選出されました。
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シングルモルトウイスキー: カバラン ソリスト オロロソシェリーカスク カスクストレングス シングルモルトウイスキー(King Car Group/Kavalan Distillery)
- カバランは、このカテゴリーで4年連続の受賞となりました。
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ジャパニーズジン: クラフトジン瀬戸内 甘夏(三宅本店)
- 三宅本店の人気シリーズが、このカテゴリーで初の受賞を果たしました。
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ワールドジン: ブロークン・ボーンズ ロンドン ドライ ジン(野村ユニソン)
- スロベニア産のジンが、初出品での初受賞という快挙を成し遂げました。
焼酎・泡盛部門「BEST OF THE BEST」受賞アイテム
焼酎・泡盛部門では、以下の4アイテムが選出されました。
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芋: 吉兆宝山(西酒造)
- 西酒造は、このカテゴリーで初の2年連続受賞となりました。
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麦: 神の河Black(薩摩酒造)
- 薩摩酒造は、このカテゴリーで3年ぶり2度目の受賞です。
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米: 八海山本格米焼酎オーク樽貯蔵風媒花(八海醸造)
- 米カテゴリーでは「BEST OF THE BEST」初の受賞となり、八海醸造がその栄誉に輝きました。
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泡盛: 古酒八重泉(44%)(八重泉酒造)
- 八重泉酒造は、このカテゴリーで初の受賞となりました。
最高金賞の受賞状況
本年度のTWSCでは、洋酒部門で65アイテム、焼酎・泡盛部門で23アイテムが最高金賞に輝きました。
洋酒部門 最高金賞
洋酒部門では、出品された594アイテムの中から上位11%にあたる65アイテムが最高金賞を受賞しました。スコッチウイスキー、アイリッシュウイスキー、アメリカンウイスキー、カナディアンウイスキー、ジャパニーズウイスキー、タイワニーズウイスキー、アジアンウイスキー、イングリッシュウイスキー、ヨーロピアンウイスキー、オセアニアンウイスキー、ワールドブレンデッドウイスキー、ニューメイクスピリッツ、ニューボーンスピリッツ、ブランデー、ラム、アガベスピリッツ、ジン、ウォッカ、その他のスピリッツといった幅広いカテゴリーから選出されています。




洋酒部門の最高金賞受賞結果詳細については、以下のPDFをご確認ください。
洋酒部門受賞結果PDFはこちら
焼酎・泡盛部門 最高金賞
焼酎・泡盛部門では、出品された189アイテムの中から上位12%にあたる23アイテムが最高金賞を受賞しました。芋焼酎、麦焼酎、米焼酎、黒糖焼酎、酒粕焼酎、そば焼酎、泡盛など、日本の多様な蒸留酒が高い評価を受けました。


焼酎・泡盛部門の最高金賞受賞結果詳細については、以下のPDFをご確認ください。
焼酎・泡盛部門受賞結果PDFはこちら
公正かつ精緻な審査体制
TWSCでは、公正な審査を確保するため、日本全国から蒸留酒の専門家が審査員として参加しています。これにはバーテンダー、酒販店、インポーター、メーカー関係者、プレス関係者、そして酒類に関する資格を持つ愛好家などが含まれます。審査は、銘柄を一切非公開にしたブラインドテイスティング形式で行われ、公平性が保たれています。TWSC2026では、過去最多となる316人の審査員がこの重要な役割を担いました。
TWSC2026審査員一覧は、以下のリンクから確認できます。
TWSC2026審査員一覧
TWSC2026出品データと受賞傾向
本年度のTWSCでは、出品酒の全体的な品質が高く、審査員の評価点も高かったため、受賞ランクが全体的に上昇する結果となりました。出品者数は例年とほぼ同水準でしたが、全体の出品アイテム数では洋酒部門が昨年より45本、焼酎・泡盛部門が1本減少しました。
カテゴリー別の出品傾向としては、スコッチウイスキーの出品数が前年比で約30%減少し、ジャパニーズウイスキーおよびタイワニーズ・アジアンウイスキーも約10%減少しました。一方で、ニューメイクスピリッツおよびニューボーンスピリッツは約10%増加しています。ジンのカテゴリーでは、ジャパニーズジンが約10%増加し、ワールドジンはほぼ横ばいでした。その他のスピリッツは約22%増加しています。
焼酎・泡盛部門では、芋焼酎が約9%減少したものの、麦焼酎は昨年と同数の出品がありました。米焼酎と酒粕焼酎は約60%と大幅に増加し、泡盛は約9%減少しました。
TWSC2026洋酒部門 受賞数
| カテゴリー | 最高金 | 金 | 銀 | 銅 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| ウイスキー | 32 | 111 | 86 | 51 | 280 |
| ニューメイクスピリッツ | 2 | 8 | 7 | 6 | 23 |
| ニューボーンスピリッツ | 3 | 16 | 8 | 6 | 33 |
| ブランデー | 6 | 14 | 12 | 10 | 42 |
| ラム | 3 | 12 | 5 | 2 | 22 |
| アガベスピリッツ | 2 | 10 | 5 | 0 | 17 |
| ジン | 13 | 45 | 39 | 29 | 126 |
| ウォッカ | 1 | 3 | 3 | 0 | 7 |
| その他のスピリッツ | 3 | 16 | 11 | 14 | 44 |
| 合計 | 65 | 235 | 176 | 118 | 594 |
TWSC2026焼酎・泡盛部門 受賞数
| カテゴリー | 最高金 | 金 | 銀 | 銅 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|
| 芋 | 8 | 27 | 21 | 13 | 69 |
| 麦 | 5 | 16 | 13 | 8 | 42 |
| 米 | 4 | 9 | 7 | 4 | 24 |
| 黒糖 | 1 | 1 | 3 | 2 | 7 |
| 酒粕 | 1 | 4 | 4 | 1 | 10 |
| そば | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 |
| 甲類 | 0 | 1 | 1 | 0 | 2 |
| その他 | 0 | 3 | 2 | 1 | 6 |
| 泡盛 | 3 | 10 | 8 | 6 | 27 |
| 合計 | 23 | 72 | 59 | 35 | 189 |
TWSC2026授賞式・大試飲会の開催決定
TWSC2026の受賞を祝し、授賞式と大規模な試飲会が開催されます。
東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2026授賞式
授賞式では、受賞したメーカーやインポーターが一堂に会し、「BEST OF THE BEST」をはじめとする各賞の表彰が執り行われる予定です。詳細な申し込み方法は、後日公式ウェブサイトにて公開されます。
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日時: 2026年7月30日(木)13:00〜16:30
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会場: 明治記念館 蓬莱の間(東京都港区元赤坂2丁目2-23)
東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2026大試飲会
大試飲会では、最高金賞、金賞、銀賞、銅賞を受賞したウイスキー、ジン、ブランデー、ラム、アガベスピリッツ、ウォッカ、焼酎、泡盛など、世界中の多様な蒸留酒の試飲が楽しめます。一部の有料試飲アイテムを除き、700種類以上のお酒を無料で試飲することが可能です。また、スペシャルトークセッションや、受賞ボトルが当たる抽選会なども企画されています。詳細および参加申し込みについては、決定次第、公式HPや公式SNSで案内されます。

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日時: 2026年9月13日(日)
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第1部 11:00〜14:00
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第2部 15:00〜18:00
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会場: EBiS 303 イベントホール(東京都渋谷区恵比寿1-20-8 エビススバルビル)
- JR山手線・地下鉄日比谷線「恵比寿駅」より徒歩3分
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入場料: 各部5,500円(税込)
- 二部完全入替制・各部500名限定
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対象: 20歳以上の方であればどなたでも参加可能です。
東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)について

東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)は、ウイスキー評論家の土屋守氏が実行委員長を務めるTWSC実行委員会が主催する、日本で唯一のウイスキーおよびスピリッツの品評会です。この品評会は、日本独自の繊細な味覚を活かし、世界中の高品質なウイスキー・スピリッツを発信すること、そしてウイスキー・スピリッツ文化の発展を担う飲み手を育成することを目的としています。2019年に初めて開催され、2020年からは日本の蒸留酒である焼酎・泡盛の魅力を世界に広めるため、焼酎部門が新たに設けられました。これまでに洋酒部門で4,411本、焼酎・泡盛部門で1,662本の合計6,073本の蒸留酒がエントリーされています。
関連リンク:
東京ウイスキー&スピリッツコンペティション
ウイスキー文化研究所について
ウイスキー文化研究所は、ウイスキー評論家である土屋守氏が代表を務める、民間のウイスキー文化普及団体です。2001年3月の発足以来、国内外のウイスキーおよび酒文化全般に関する深い研究を重ね、情報の収集と発信を行っています。また、ウイスキー愛好家や飲み手の育成、ウイスキー文化の普及を目的とした様々な取り組みを企画・実施しています。
主な活動内容としては、国内唯一のウイスキー専門誌『Whisky Galore』の編集・発行、ウイスキーフェスティバルなどのイベントの企画・運営が挙げられます。さらに、ウイスキーに関する知識と鑑定能力を評価する資格認定制度「ウイスキーコニサー資格認定試験」や、ウイスキーを楽しむための知識を問う「ウイスキー検定」を主催しています。2019年からは、世界のウイスキーおよびスピリッツを審査する「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)」の運営も手掛けています。
会社概要
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社名: 株式会社ウイスキー文化研究所
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本社所在地: 〒150-0012 東京都渋谷区広尾1-10-5 テック広尾ビル5F
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代表取締役: 土屋 守
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事業内容: 『Whisky Galore』編集発行、ウイスキーコニサー資格認定試験教本編集発行、ウイスキー関連書籍執筆・監修、ウイスキーフェスティバル企画・運営、ウイスキーコニサー資格認定試験企画・運営、ウイスキー検定運営、東京ウイスキー&スピリッツコンペティション(TWSC)運営、ウイスキーの製造アドバイス・技術指導
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設立: 2001年3月
10代の若手バンド「YOYOKA featuring Futures Band」新曲『近未来』を5月16日より配信開始
KAB熊本朝日放送、青春応援バラエティ『マンガチ~令和のマンガ道~』を放送 – 熊本の高校生がマンガに捧げた3年間の軌跡
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