株式会社フードプラス・ホールディングスによる株式会社New Orderの完全子会社化について
九州の食文化発展と外食産業の新たな局面
2026年5月29日、株式会社フードプラス・ホールディングス(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:小澤 俊治、以下FPHD)は、株式会社New Order(本社:福岡県福岡市、代表取締役:玉置 康雄、以下New Order)の全株式を取得し、完全子会社化しました。本件は、九州の食文化のさらなる発展と、国内飲食業界におけるFPHDグループの事業領域拡大を企図するものです。
本件取引の背景と目的
FPHDは創業以来50年以上にわたり、和食レストラン「庄屋」を主軸に、九州全域で「味」「おもてなし」「食への安全」を追求し、地域に根差した事業を展開してきました。一方、New Orderは、博多うどん居酒屋ブームの火付け役として知られ、「二〇加屋長介」や「釜喜利うどん」といった独自性豊かなブランドを確立し、博多・天神の繁華街や福岡空港などの好立地で幅広い層に支持されています。
今回のグループ参画は、FPHDが持つ九州全域のネットワークと店舗運営ノウハウ、そしてNew Orderが持つ高い業態開発力と集客力を融合させることを目的としています。この統合により、両社は九州地方の顧客から愛され続ける存在として、国内飲食業界を牽引する外食グループへと進化することを目指します。
株式会社フードプラス・ホールディングスの概要
FPHDは、福岡県福岡市博多区博多駅前1丁目9-3 博多駅前シティビル13階に本社を置き、1971年9月に創業しました。代表取締役社長は小澤 俊治氏です。主な事業内容は、和食レストラン「庄屋」、定食屋「百菜」、揚げたて天麩羅「那かむら」、こだわり海鮮の「おさかな家族」の4業態の運営です。九州・山口地方を中心に約100店舗の和食レストランを展開し、長年にわたり地域に密着したサービスを提供しています。
FPHDの公式ウェブサイトはこちらです。
株式会社フードプラス・ホールディングス
株式会社New Orderの概要
New Orderは、福岡県福岡市中央区渡辺通二丁目4番8号 福岡小学館ビル5階に本社を構え、2010年5月に創業しました。代表取締役は玉置 康雄氏です。同社は、うどん居酒屋「二〇加屋長介」や「釜喜利うどん」、焼肉「長介」などの飲食店を運営しています。特に「二〇加屋長介」は、博多うどん居酒屋という新たなジャンルを確立し、その先駆者として知られています。
New Orderのブランドは、若年層からビジネス層まで幅広い顧客に支持され、特に都市部の集客力の高いエリアでその存在感を示しています。

New Orderの公式ウェブサイトはこちらです。
株式会社New Order
戦略的シナジーと今後の展望
今回のグループ化により、以下の3つの戦略的シナジーが創出されるとされています。
1. 事業ポートフォリオの多角化と顧客層の拡大
FPHDはこれまで、郊外型店舗を中心にファミリー層を主要顧客とする和食レストランを展開してきました。これに対し、New Orderは都市部に店舗を構え、若年層からビジネス層をターゲットとしたうどん居酒屋や焼肉店を展開しています。この統合により、FPHDグループの事業ポートフォリオは大幅に多角化されます。

具体的には、FPHDが強みとするランチタイムの提供に加え、New Orderの得意とするディナー時間帯の強化が図られます。これにより、朝食から深夜までのあらゆる食シーンをカバーできる体制が整い、顧客層の拡大と多様なニーズへの対応が可能となります。伝統的な和食から革新的なうどん居酒屋まで、幅広い選択肢を提供することで、より多くの顧客にリーチし、グループ全体の市場シェア拡大に寄与するものと見られます。
2. 経営資源の有効活用とオペレーションの高度化
FPHDは、デジタルテクノロジー(DX)の導入や充実した研修制度、バックオフィス機能の集約といった経営効率化を推進しています。これらの経営資源をNew Orderにも適用することで、グループ全体のオペレーションが高度化される見込みです。
New Orderの店舗では、DXツールの活用によって、注文・会計システムの効率化やデータに基づいた在庫管理が可能となるでしょう。また、FPHDの研修制度を導入することで、New Orderのスタッフもより質の高いサービス提供に関する知識やスキルを習得できると期待されます。バックオフィス機能の集約は、経理や人事などの間接業務の効率化を促進し、コスト削減にも繋がります。
これらの取り組みにより、New Orderの現場スタッフは、煩雑な事務作業から解放され、本来の業務である接客と調理に一層注力できる環境が整備されます。結果として、顧客満足度の向上とグループ全体の収益性向上が期待されます。
3. 九州全域および他地域への積極的な多店舗展開
FPHDは、九州・中国地方に約100店舗の出店基盤を有しています。この広範なネットワークを活用し、「二〇加屋長介」や「釜喜利うどん」といったNew Orderが展開するブランドの九州全域への展開が加速される計画です。
New Orderのブランドは既に高い集客力を持ち、特に都市部で成功を収めていますが、FPHDの持つ郊外立地や既存店舗網を活用することで、これまでリーチできなかった新たな市場への進出が可能となります。これにより、九州各地でNew Orderの独自性豊かな食文化を広めることが期待されます。
さらに、将来的には九州に留まらず、他地域への展開も視野に入れられています。九州発の食文化を全国に発信することで、FPHDグループは国内飲食業界におけるプレゼンスを一層高め、成長戦略を推進していく方針です。
まとめ
株式会社フードプラス・ホールディングスによる株式会社New Orderの完全子会社化は、九州の飲食業界に新たな風を吹き込む重要な動きと言えます。50年以上の歴史を持つFPHDの安定した経営基盤と、博多うどん居酒屋のトレンドを牽引してきたNew Orderの革新性が融合することで、両社は相互の強みを最大限に活かし、事業の多角化、経営効率の向上、そして全国規模での成長を目指します。この統合が、九州の食文化をさらなる高みへと押し上げ、消費者に多様な食の体験を提供していくことに期待が寄せられています。
関連情報
株式会社フードプラス・ホールディングスのウェブサイトにて、本件に関する情報が公開されています。
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